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当社のばね作りを支える職人たちが技について語ります

職人の匠の技

一つひとつの工程に手間ひまをかけ...

当社の高品質なばね製品には、いたるところに職人たちの匠の技が光っています。 ここでは、職人たちがばね作りへのこだわりや技術、made by SHOWAの魅力を語ります。

治具における匠の技
赤堀元樹
ばね生産で最も重要な「治具」

ばねの製造工程の中でも、ばねの完成度を左右するカギとなるのが「治具」の精度です。
線材の難加工を可能にする治具があってこそ、多種多様なばねが生まれてくるのです。 私の所属する製造グループでは、自分が担当する製品が決まると、まずは材料にサビや線ぐせなど異常がないか、加工する治具が適正かどうかを確認します。当社には長年かけて充実させてきた豊富な治具があるので、その中から必要な治具を揃えることができ、スムーズに生産に取り掛かることができます。

一方、加工が難しい製品は治具の破損やヘタリが起こりやすいので、材質の違う治具を選定したり、治具の硬度を高めるために焼き入れ作業を行うなど、異常が起きにくいように工夫をすることもあります。
さらに、既存の治具で加工できない場合には、専用の治具をオリジナルで製作しなければなりません。

経験を重ねて感覚を研ぎ澄まし、自分の技術レベルを上げていく

入社して数年間は経験が少ないので、一つの治具を作るのに何度も失敗し、試行錯誤を繰り返しました。しかし経験を重ねていくと、自分の目や耳の感覚が研ぎ澄まされ、ちょっとした手触りに敏感になっていることに気づきました。
少しのズレや傷が後に致命傷となることがあるので、細部まで気を遣うことが大切なのです。

目視だけでは成功しているのかどうかを察知できないものもあります。それは治具完成後の焼き入れです。炉の中で真っ赤になればいいだけだと単純に考えていたので、実際にやってみると材質によって温度の加減が違ったりするのでよく失敗しました。
資料や本を読んで勉強すればいいというものでもなく、その時の気温や治具の形状など、その時々の状況判断が必要であり、実践でその微妙な加減を学んでいくしかありません。焼き入れに成功した治具は、やすりで削れない程までしっかりと硬くなるのでヘタリがなく、美しいばねを作ることができます。
しかし焼き入れに失敗すると、見た目ではわかりませんが、やすりで簡単に削れてしまう。
当然それでは線材に難加工を施すツールとしての役目は果たせません。
そうなれば、また一から作り直しです。このように実践で学び、今では焼き入れのタイミングも掴めてきたように思います。 ベテランの先輩方から助言をもらいつつ、自分の力をさらに高めていきたいです。

自分たちの技術がお客様の満足につながる

ばねを作って40余年。当社には充実したツールが揃っており、代々受け継がれてきた技術やノウハウがあります。
それを活かしたモノづくりをさらにレベルアップさせるためにも、私たちは日々、“新しいモノづくり”のカタチを模索しています。常に心掛けているのは、指示書通りの高品質なばね作りだけでなく、お客様の信頼に応えられるばね作り。自分たちの技術がお客様の満足へと繋がることを忘れず、今後も技術向上に取り組んでいきたいと思います。

フレキシブルシャフトにおける匠の技
那須正寛
コアーの特性を熟知しているばね屋ならでは

フレキシブルシャフトをご存知でしょうか。
70年ほど昔、その応用機器とともにドイツから日本に紹介されたのが始まりとされる、古い歴史を持つ動力伝達軸です。
当社でも30年以上前からフレキシブルシャフトを扱ってきました。
どうしてばね屋がシャフトを? そう疑問に思う方も多いでしょう。

標準的なフレキシブルシャフトの構造を見てみると、シャフトの中核となる「コアー」、防塵・防水性のある「フレキシブルチューブ」、相手軸との接続を可能にする「接続金具」の3つの部分で構成されていることがわかります。当社には長年のばねづくりで磨いた技術やノウハウがあるためコアーの特性を熟知しており、そのおかげでサンエス標準シリーズ「フレックスシャフト」を開発することができたのです。

設計段階から細心の注意を払って、一つひとつ手作り

私は入社して13年目になりますが、フレキシブルシャフトには8年近く関わってきました。入社して半年ほどした時から約半年間はほぼ一人で仕事を回さなくてはいけない状況で、イロハもわからないところから経験を重ねて技術を習得し、製造作業だけでなく営業活動や業者との交渉など、フレキシブルシャフトに関するあらゆる仕事をこなしてきました。責任重大でしたが、おかげでフレキシブルシャフトの構造を深く理解する貴重な経験ができたと思います。

当社では一つひとつの製品を手作業で組み立てるため、すべての工程に細心の注意を払い、高品質な製品を創り上げています。
部品を組み立てる作業では、コアーとチューブの長さのバランスが重要。
指示書通りの長さで進めると、軸とコアーの接続部分の圧着作業を行った時にサイズや長さが変わってしまうのです。ポイントは、設計の段階で作業部分の長さの加減をしっかりと想定しておくこと。
この作業前と後の長さの加減は、経験と勘。計算でははじき出せない数字を実践で身に付けました。

フレキシブルシャフト'かくれた優れもの'

皆さんが今現在使用している動力伝達手段で問題が無ければ必要ありませんが、今の手段(方法)ではなんともならなくなった時に、一度試してみる価値のある装置です。
過去には、外径が異なるフレキシブルシャフト3種類を繋いだこともあります。
動力伝達の機構設計で困った時、これは無理だ…と諦めてしまう前に、ぜひ私どもにご相談ください。 優れた機能を持ちながらも、まだ認知度が低いことが残念です。
今後はフレキシブルシャフトの拡販にも力を入れ、お客様と共に今までにない新しい機構を考えたり、色々なシャフト設計・製作をしてみたいと考えています。

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