CASE ご活用事例

自転車部品 異形線ねじりばね

自転車部品には通常の丸線ではなく、異形線で作られた”ねじりばね

(トーションスプリング)”が多く使われています。

当社で作る”異形線ねじりばね”は主にロードバイクやマウンテンバイクなどの

スポーツタイプのバイクに多く使用されています。

活用事例

ロードバイクはこのドロップハンドル型が主流で、ブレーキと変速機能が一体になっているデュアルコントロールレバーは、変速の際にハンドルから手を離さずにすむという大きなメリットがあるため、プロのレースから趣味のツーリングまで、ライダーに幅広く愛用されています。
ブレーキレバーと変則用レバー内の小さなスペースにパワフルでコンパクトな”異形線ねじりばね”が搭載されています。

リアディレイラー(後輪の変速機)は自転車の中でも最も”ばね”がたくさん使われている部品です。
フロントディレイラーのギアとリアディレイラーのギアの大きさが変化していくことによる”チェーンのたるみ”を取り、テンションをかけるために当社の”異形線ねじりばね”が使われています。

異形線とは、断面が通常の円形ではない線材のことで、当社では主に四角形状の”角線”と呼ばれるものを多く取り扱っております。
幅や高さ(円なら直径)が同じでも四角形の方が断面積が大きいので、より大きい弾性エネルギーが蓄えられます。同じ外径の線材であれば、同じ外径の”ばね”を巻くことができるので、同じサイズの”ばね”を作っても”異形線(角線)ばね”の方がより力強くなります。
同じ理由で、”ばね”のサイズを小さくすることもできるわけです。