品質信頼
精密なバネの安定供給を支える昌和発條の品質体制
昌和発條製作所は、「お客様に信頼される製品創り」を企業理念に掲げるぐらい、品質を大切にしている会社です。
不良を外に出さないための出荷検査も大切ですが、当社はまず、工程の中で品質をつくり込むことに力を入れています。バネの生産段階から不具合を出さない体制を構築し、試作から量産まで一貫して安定した品質を実現しています。

工程内=バネの生産段階
から品質をつくり込む
量産品には必ず専用ツールを設計し、製作します。バネより前に、まずツールから品質をつくり込みます。
作業標準書を整備し、リピート生産の際に同一条件での作業を徹底しています。
ほぼすべてのバネ成形機に低温焼き鈍し用の炉が直結されており、品質向上に一役買っています。
バネ生産時にはレーザーセンサーなどを使い、できるだけ不具合の流出を防いでいます。

豊富な検査設備や試験機を駆使
最新のキーエンス製画像寸法測定器IMをはじめ、万能投影機など長年活用され続けてきた設備まで、幅広い検査機器を駆使して品質を確認します。
荷重試験機・トルク試験機を使用し、寸法だけでなく機能面の管理も実施可能です。


折損品の迅速な原因分析
お客様のバネが折損した際にはそのバネをお預かりし、高精度マイクロスコープで表面や断面を観察し、要因分析を実施。
得られた知見を設計・工程にフィードバックすることで、再発防止と品質向上につなげています。
高度な品質管理手法の活用
新規立ち上げ品や量産工程においては、工程能力指数(Cp/Cpk)を用いて工程安定性を定量的に評価するのに活用しています。
ゲージR&R(再現性・繰返し性の評価)を行い、測定精度のばらつきを解析。必要に応じて測定器の見直しや作業者教育を実施しています。

これらの取り組みは、大手メーカー様との長年の取引で培われたノウハウであり、
精密なバネを安定して提供できる理由の一つです。
主な検査・試験設備
画像寸法測定器
4台
万能投影機
6台
マイクロスコープ
1台
自動圧縮引張ばね試験機
3台
自動トーションばね試験機
1台
自動トルク試験機
1台

ほとんどのバネ成形機にレーザーセンサーを設置しています。

測定に必要な治具も社内で設計・製作しています。

ほぼすべてのバネ成形機に直結炉が搭載されています。
昌和発條製作所は、工程での品質づくりと現場の知恵、そして最新設備を活かし、
試作1個から月産20万個超まで安定した製品供給を実現します。
お客様にとって安心できるパートナーであり続けるために、品質向上への挑戦を続けています。