2021.10.08
back number 2021.10.8 昌和だより Vol.8『D/d(ばね指数)に ついて』
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昌和だより Vol.8 昌和発條(サンエスばね)
10月8日『D/d(ばね指数)に ついて』
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こんにちは!
昌和発條製作所の羽根田です!
さて、今回も“ばね”についての知識を深めていきますよ!
ばねの選定の仕方や使用時の注意点、用語など、色んなことを“先生”に聞きたいと思います!
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羽根田「先生!今日も宜しくお願いします!」
先生「羽根田くんこんにちは。よし、今日も頑張ろう。
今日は“D/d”について学んでいくよ!」
羽根田「ディー…ディースラッシュディー?」
先生「これで“ディーバイディー”と読むんだ!」
羽根田「なるほど!この“でぃーばいでぃー”とは一体なんなんですか?」
先生「D/dとは、“ばね”のコイル平均径を線径で割った数字で“ばね指数”とも言うんだ。」
※コイル平均径:コイルの外径と内径を足して、2で割った数値
羽根田「このD/dというものは何に使われるんですか?」
先生「ばねの生産には切っても切り離せない数値がこのばね定数なんだ。
ばねというものは線材を曲げて作るだろう?
簡単に言うと、このD/d(ばね指数)が小さくなり過ぎると、
線材を曲げることが固くなり過ぎてコイリングが難しくなるんだ。
逆に大きくなり過ぎると、ふわふわしたばねになってしまってバラつきが大きくなってしまう。」
羽根田「なるほど!具体的にこの数値がどのくらいだと“ばね”が作りやすいんですか?」
先生「一般的には“冷間ばね”だと4より小さいと巻くのが難しくて、
22以上はすごくバラついてしまうと言われているね。
例えば“線径φ1.8、コイル平均径φ6”なんて“ばね”は材料を送ることすら大変で、
普通のやり方で巻いてたらとても巻けたものじゃないんだ。」
羽根田「なるほど…」
先生「逆に“線径φ1、コイル平均径φ25”、こんなばねも実際世の中にはちゃんとあるんだけど、
すごくふわっとした“ばね”になってしまって、大きな公差をもらわないといけないんだ。」
羽根田「なるほど、どんな形状の“ばね”でも作れるわけじゃないから、
設計者さんは機器や装置を設計する段階で
“ばね”のD/dを意識して進めた方が良いわけですね。」
先生「その通り、これは“押しばね”だろうが“引きばね”だろうが、
“ねじりばね”でも関係なく言えることだから、
ばねを使うなら絶対に役に立つ。必ず覚えておくように!」
羽根田「はい先生!今日もありがとうございました!」
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昌和発條製作所は簡単に「できない」とは言いません。
お困りごとがございましたら、お電話頂くか、
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