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標準品
チューブ付
DBタイプ
概 要
- 軸受けにボールベアリングを使用。
メリット
- 回転が静かで滑らか、振動や熱も発生しにくい。最も高性能型と言える。
- 低・中・高速回転の全てに対応でき、特に中・高速回転では力を発揮する。
デメリット
- 部品点数が多く、金具部品にある程度の精度が必要なため、コストは高めと言える。
- ボールベアリングはラジアル荷重に弱いので、軸に直接荷重が掛かるような使用方法には向かない。
- 逆回転させて使用する(例えば右回転用を左回転させる)と、許容伝達トルクが60%まで下がる。
標準品
チューブ付
DSタイプ
概 要
- 軸受けにオイレスメタル(ブッシュ)を使用。
メリット
- ボールベアリングタイプより部品点数が少なく、部品に高い精度が必要無いので比較的ローコストと言える。
- ボールベアリングタイプに比べるとラジアル荷重にも強く、軸に直接荷重が掛かる使用方法にもある程度対応出来る。とにかく丈夫である。
- 低・中・高速回転の全てに対応出来る。
デメリット
- 中・高速回転で使用する場合、DBタイプに比べると振動や熱が発生しやすい。
- 逆回転させて使用する(例えば右回転用を左回転させる)と、許容伝達トルクが60%まで下がる。
標準品
チューブ付リモコン
(遠隔操作)用 CSタイプ
概 要
- 軸受けにオイレスメタル(ブッシュ)を使用。
- 基本的には手回し(遠隔操作)用。
メリット
- インナーシャフト以外の構造はDSタイプと全く同じなので、ローコストで丈夫である。
- 反時計方向の回転時でも許容伝達トルクが80%までしか下がらない。
デメリット
- 低・中・高速回転にも対応出来るが、その場合は大きな曲げ半径(目安はR≧50d程度 dはインナーシャフトの径)で使用しなければならない。
- 中・高速回転で使用する場合、DBタイプに比べると振動や熱が発生しやすい。
標準品
チューブなし コンパクト設計
SFタイプ
概 要
- 保護管がなく、コアー(ばね部)の両端に接続金具のみを取り付けた、シンプルな構造のもの。
- 短い距離の動力伝達に向いている。
メリット
- 構成部品が両端の金具だけなので、ローコストで材質を全てSUSにするなどの特注に対応しやすい。
- 小型でコンパクトな設計が可能。
- 短い距離であれば、チューブ付と同等のトルクに対応出来る場合がある。
デメリット
- ある程度の長さ(目安はコアー径×30mm)以上で使用する場合、ねじれようとする力が働くため、チューブ付に比べると許容伝達トルクが大幅に低くなり、過負荷になるとコアー全体がねじれ、破断するおそれがある。つまり長距離の動力伝達には適さない。
※低・中・高速、手回しが何回転なのかという目安
- 低速:スペック毎に定められた[最高回転数]の30%程度
- 中速:スペック毎に定められた[最高回転数]の50%程度
- 高速:スペック毎に定められた[最高回転数]の70%以上
- 手回し:100rpm以下